問題点
若者の酒離れが叫ばれて久しいですが、実際に飲み会に誘った時のレスポンスは、確かに年々鈍くなっている気がします。 弊研究室のB4を見てみると、お酒は飲まないもしくはチューハイやカクテル等の甘い系を飲む人が多い印象です。 ここで、旧世代的な思考のまま「けしからん!若いうちは上司に飲みに誘われたら〜〜男はビールぐらい飲めないと社会に出てから〜〜うんぬん。」と説教をたれることもできますが、 時代の変化に適合していくことも、研究職に身をおく上では重要となってきます。
また、学生は基本的にお金がありません。もしくは教員との糞つまらない飲み代に貴重な3000円を払うよりは、パズドラやモンストに課金して射幸心を満たしたいと考えているでしょう。さらに、アルバイトで学費や生活費を得ている学生ですと、ますます財布のヒモはきつくなるでしょう。
提案手法
『白米を喰らう会』をしましょう。 酒と違ってご飯は皆食べますし、お酒が苦手な人でもご飯は食べます。 そしてみんな、なるべくなら美味しいご飯を食べたいと思っているはずです。
前述した理由から予算が高くなってはいけません。うっかり気張った教員様は、みんなで外食で焼き肉でもと考えるかもしれませんが、それは悪手です。というかそれ飲み会の酒抜き版となります。あくまでも『白米を喰らう会』をすることが大事です。
実施事例
弊研究室では、下記のようなレギュレーションで行いました。
- 開催場所は研究室
- 参加費は300円(白米・味噌汁代)
- 白飯と味噌汁は主催者が準備
- 各自「自分がごはんに最も合う」と考えるおかずを持ってくる
という感じです。固定参加費は300円で安いですし、おかずも適当に見繕えば良いので1000円以下で楽しむことが出来ます。
そんなこんなでやってみた結果がこちら。
異常な量のおかずが出揃いました。
- からあげ
- チャーシュー
- 母ちゃんのキンピラ
- ドライカレー
- すき焼きふりかけ
- 明太子
- 大根おろし
等など17種類以上。結構かぶるかと思っていたけど、いい感じにバラけてくれて良かったです。
また、学生の1人が実家で稲作をしていたので、そちらから今年のお米を3kg頂くことが出来ました。これがまた美味い。 主役である米が旨いことによって、満足度が何倍にも膨れ上がった気がします。
しかし、選びぬかれたおかずと旨い米の相乗効果によって、異常な速度で白飯が消えていきます。 この日の参加者は17名で「まぁ女子もいるし、15合あれば足りるだろう。」と思って炊飯器2台で炊いておいたのですが、開始から20分ですべて完売しました。
しまいには「早く次の米を炊け」や「学食でライスだけ買ってくれば良いのでは」とか言い出す始末。お前らどんだけ食うんだ。というかもう少しゆっくり、よく噛んで食べろ。
KPT
Keep
- 良い米を用意する
- 用意するお味噌汁は薄味にする
- みんなでわいわいできて楽しい
- 知らないおかずも知れて楽しい
Problem
- 結構な量のおかずが集まるので余ってしまい申し訳ない
- 全部のおかずを食べる腹のキャパシティがない
- 炊飯が間に合わない
Try
- サンドイッチ大会
- でかい炊飯器を買う
まとめ
お酒を飲まない若者とは、グラスではなく茶碗を傾けて米ニュケーションしてみてはいかがでしょうか。