文字っぽいの。

文字を書いています。写真も混ざります。

木製のパームレストを自作した。

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こんな感じ。

経緯

自分はLogicoolのG913 TKLというキーボードを使っている。

薄型なので、パームレストなしで使っている人が多そうだけど、個人的にやっぱりパームレストが欲しかったので色々試してみた。

とりあえず純正品っぽいやつを探して購入。

使ってみたけども、柔らかいし低いしで微妙だった。「あってもなくても同じでは?」という感じ。

次に、普段から使ってるFILCOの木製パームレストを使ってみた。

木製なので柔らかくはないが、やっぱり高さがありすぎる。まぁHHKB用に使ってるからそれはそうだよね。

この2つを比べた結果、やはり使い慣れている木製のパームレストが欲しい。しかし、G913 TKLの薄さに対応している"木製の"パームレストはどれだけ調べても出てこない。

「ないなら作ればいいよね」ということで、自作することにした。

作り方

自作といっても、木材の加工は業者さんが全部やってくれるので、自分は滑り止めシールを貼るだけでいい。

まずはマルトクショップさんで注文する。

shop.woodworks-marutoku.com

注文時に加工も指定できるのでとても便利だった。キーボードの幅や高さなどを諸々計測して、下記の木材と加工指定で発注した。

  • 商品名:無垢板フリーカット
  • 種類:ウォールナット
  • 木材の形: 四角形
  • 寸法:9mm x 81mm x 368mm
  • 面加工
    • 面[A]:糸面 + 磨き
    • 面[B]:糸面 + 磨き
    • 面[C]:上R面(3R)+ 下糸面 + 磨き
    • 面[D]:糸面 + 磨き
  • 反り止め:無し
  • ジャストカット:有
  • コーナーの角丸指定
    • コーナーR[A]:2
    • コーナーR[B]:2
    • コーナーR[C]:7
    • コーナーR[D]:7
  • 塗装:自然塗料クリアー 裏捨て塗り
  • 他加工:厚さ9mm
  • 用途:3方向使用

面加工はC面だけ上R面(3R)にした。こうすると自分側の上だけ丸くなる。ちゃんと計算しないとかまぼこみたいになるので注意。各コーナーの角丸指定は、キーボード側は少しだけRをつけて、自分側は少し大きめにRをつけてもらった。自分側のRはもう少し大きくても良かったかもしれない。

これだけの加工指定をしたのに値段は4,270円(送料・税込)だった。実際安い。近くのホームセンターに9mmの厚さのウォルナット材があればいいが、そんな都合良い材はないのでとても助かった。

唯一の難点は納品まで時間がかかることで、2021年7月20日に発注して、届いたのは2021年9月16日だった。これは材や加工内容や繁忙期かどうかによりそうなので、とりあえず見積もりをしてみると良さそう。自分はすごい楽しみにしてたので、あまり苦には感じなかった。

滑り止めシールを貼る

加工された木材が届いたら、裏に滑り止めシールを貼る。当然だけど、材木の寸法を指定するときにはこのシールの厚みを考慮しないといけない。

今回は、キーボード自体が薄いため、滑り止めシールもかなり薄くする必要があったので、これをつかった。

厚さ1mm以下とのことで、今回の用途にはちょうどいい。早速裏に貼る。ちなみに、届いた木材には木粉がついているので、キレイに拭いてからシールを貼ったほうが良い。

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両端だけだと微妙にたわんでしまいそうなので、間隔をあけて4ヶ所に貼り付けた。

貼り付けたら完成。

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サイズも高さもピッタリ。木目は完全に運だけど、ちょうどいい感じだった。

まとめ

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完全にオーダーメイドな木製パームレストが安く作れて、非常に満足している。

ちなみに9mmという薄さだと塗装してあるとはいえ水分で歪んだり、変な力かけると割れたりしそうなので、そこだけ気をつけて使っていきたい。ウォルナットだから頑丈だとは思うけどね。