文字っぽいの。

文字を書いています。写真も混ざります。

南粤美食でお粥の会を開催した。

元町・中華街には、それはそれは豪華なお粥を楽しめる南粤美食というお店がある。TVドラマ版の孤独のグルメにも登場したお店なので、そちらで知っている人も多いだろう。

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さて、主題のお粥コースだが、このお粥コースは非常に難易度が高い。まず値段が高く1人15000円からになる。そして次に16人以上のグループ予約しか受け付けていない。つまり、このお粥コースを楽しみたい場合、1回の食事(お粥)に15000円出せる人間を16人集め、さらにその人数の予定を調整し、お店の予約が取れる日をおさえる必要がある。

そんなわけで非常に高難度なため、あまり期待せずに社内で募集をかけたらところ、21人集まった。変な会社である。

お粥コースの内容

まず前菜として、丸鶏の塩蒸し焼きが出てくる。これがいい感じに塩が効いていて旨い。

今日がお粥コースでなかったら、これだけで瓶ビールを何本も空けられる。 しかしこれはあくまでも前菜なため、心を落ち着かせてお粥の開始を待つ。

会場には最初からお粥が用意されている。人数が多いので鍋も2つあった。お粥というより重湯に近い。

そこに車海老がやってくる。生きているので、蓋をしないと全部飛び出していく。

そして、その海老をこうして、

こうじゃ。

そう、このお粥コースとは「大量の高級食材をお粥で茹でて食べていき、お粥にその出汁を染み込ませ、最後に出汁を吸収しまくったお粥を楽しむ」という、非常に贅沢なコースなのだ。

というわけで、お粥の出汁になるために茹でられた食材の様子たちをどうぞ。

アワビ、まずいわけがない。

ホタテは生で食べられるものをレアに茹でていただく。

イカとセンマイ。このイカが非常に美味しかった。センマイも下処理が丁寧にされていて一切の臭みがない。

名古屋コーチンは生姜が効いていて旨い。

しいたけは異常なサイズをしている。こんなん旨い。出汁も出まくる。

和牛は「ふるさと納税の宣材写真じゃん!」という声が出るほどにきれいなもの。当然旨い。

肉団子と真鱈のすり身団子、どちらも下味がちゃんとついていて、素材の味けいの今までとは路線が変わって良い。

山芋とかぼちゃ。山芋は外はホクホク、中はシャキシャキになって最高。

大粒なアサリ。熊本県産と聞いてちょっとしたザワツキが発生した。でも、こんなん旨いよな。

大根は今までの出汁を全部吸っていて、ジュワジュワに旨い。

最後は揚げパンと干し貝柱を入れて、お粥を完成させていく。

そして、完成したお粥がこちら。

このお粥に至るまでに非常に大量の食材を食べてきたため、腹はパンパンである。少なそうに見えるが、ちょうどいい。なにぶん味が強い。今までの食材がどこかにいる。味がする。つまるところ、これは味である。

感想

開催までの難易度が高くて躊躇していたが、やってみたら最高の体験を得ることができた。 なかなか難しいとは思うが、ぜひ一度行ってみてほしい。

ちなみに、南粤美食はお粥コースだけのお店ではなく、少人数でも(行列はすごいが)普通に飲食をしたり、予約してコース料理を楽しめるお店である。